ゲーム音楽 GOAT徹底比較|FF・ゼルダ・マリオ・クロノ・ポケモン・洋ゲー作曲家10人を500点満点で評価





ゲーム音楽 GOAT徹底比較|FF・ゼルダ・マリオ・クロノ・ポケモン・洋ゲー作曲家10人を500点満点で評価





ゲーム音楽 GOAT徹底比較

FFのプレリュード、ゼルダのフィールド、マリオの地上BGM、クロノ・トリガーの「時の回廊」、ポケモンの戦闘テーマ……。
気づけば、人生の思い出の裏にはだいたいゲーム音楽が流れている。
本記事では、コンポーザー10人をピックアップし、
①メロディ・テーマ力 ②サウンド&技術革新 ③シリーズ/IP貢献度 ④業界・同業への影響 ⑤世代・国境越え度
の5項目(各100点・合計500点)でガチ採点。
「売上」よりもゲーム体験をどれだけ変えたかを重視して、ゲーム音楽GOATを決める。

評価ルール(500点満点)

  • ① メロディ・テーマ力(100)… 一度聴いたら忘れない主題・動機・ハーモニー。口ずさめるか。
  • ② サウンド&技術革新(100)… ハード制約をぶっ壊した工夫、音源・アレンジ・レコーディングの革新度。
  • ③ シリーズ/IP貢献度(100)… その音が「ブランドの顔」になっているか。
  • ④ 業界・同業への影響(100)… 後続作曲家・作品への影響、フォロワーの多さ。
  • ⑤ 世代・国境越え度(100)… 国や世代、ゲームを知らない層にも届いているか(オケ公演・配信・二次創作など)。

※あくまでGOATチャンネル独自指標。推しが外れていても石は投げず、「俺版GOAT」をコメントでどうぞ、のノリ。

植松伸夫(Nobuo Uematsu)ファイナルファンタジーの心臓

代表作:『ファイナルファンタジー』シリーズ/「Prelude」「メインテーマ」「片翼の天使」ほか

要約

初代『FF』からシリーズの黄金期を支えたゲーム音楽界のレジェンド。
ファミコン3和音からフルオーケストラまで、ハードを跨いで「物語の感情線を音で全部持っていく」スタイルを確立。
戦闘曲・街・飛空艇・ラスボス…FFの記憶の多くは植松メロディとセットで埋め込まれている。

インパクトのポイント

  • JRPGの「泣き」「熱さ」「旅情」を音楽面でテンプレ化した張本人。
  • オーケストラコンサート・アレンジアルバムが世界ツアー級で成立するブランド力。
  • ゲーム音楽を「サントラ」としてガチ聴きする文化を広げた。

代表的な一曲/一場面

  • 「片翼の天使」:ラスボス曲が一曲でキャラ・物語・狂気まで説明してしまうパターン。
  • 「仲間を求めて」「ビッグブリッヂの死闘」など、フィールド/バトルBGMの完成度。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 100
② サウンド&技術革新 95
③ シリーズ/IP貢献度 100
④ 業界・同業への影響 98
⑤ 世代・国境越え度 96
合計 489 / 500

近藤浩治(Koji Kondo)「ゲーム音楽」の原風景を作った人

代表作:『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』シリーズ

要約

マリオ地上BGMと初代ゼルダのフィールド曲だけで殿堂入りしていいレベルの人。
FCの制約下で「一瞬で世界観を伝える8小節」を量産し、ゲーム音楽の言語を実質的に発明したコンポーザー。

インパクトのポイント

  • 「ゲームっぽい音楽」と聞いて多くの人が頭に浮かべるイメージの大元。
  • 単純なメロディなのに、リズム・ベースライン・コードワークが異常に練られている。
  • ゼルダでは環境音・SEとの一体設計で「世界への没入感」を強化。

代表的な一曲/一場面

  • 『スーパーマリオブラザーズ』地上BGM:BGMだけで世界中の子どもを動かした。
  • 『ゼルダの伝説』メインテーマ:冒険の高揚感を8bitでここまで出せるのかという衝撃。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 100
② サウンド&技術革新 93
③ シリーズ/IP貢献度 98
④ 業界・同業への影響 100
⑤ 世代・国境越え度 97
合計 488 / 500

すぎやまこういち(Koichi Sugiyama)JRPGを「交響組曲」にした男

代表作:『ドラゴンクエスト』シリーズ

要約

『ドラゴンクエスト』をオケサウンドで包み込み、「ゲーム音楽=子ども向けの電子音」という認識を粉砕した作曲家。
勇者が城を出るときのファンファーレ、「序曲」は日本の国民的テーマと言っていいレベル。

インパクトのポイント

  • ゲーム音楽をクラシックホールに連れ出した先駆け。
  • タイトル画面の数秒で「今から冒険が始まる」と刷り込むメロディ設計。
  • JRPGの「王道ファンタジー感」の標準仕様を作ってしまった。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 98
② サウンド&技術革新 90
③ シリーズ/IP貢献度 100
④ 業界・同業への影響 95
⑤ 世代・国境越え度 90
合計 473 / 500

光田康典(Yasunori Mitsuda)時間と感情を編み込むストーリーテラー

代表作:『クロノ・トリガー』『クロノ・クロス』『ゼノギアス』ほか

要約

『クロノ・トリガー』『クロス』で「ゲームの世界線そのものがサントラ」というレベルの統一感を見せたコンポーザー。
民族音楽・アンビエント・ロックを混ぜ込みつつ、メロディは極限までエモいという反則構成。

インパクトのポイント

  • 「時の回廊」「時の傷痕」など、一曲で物語構造の哀しさを説明するタイプのテーマ。
  • サントラが単独で「人生のアルバム」として聴かれ続けている稀有な例。
  • インディ〜JRPG系コンポーザーへの影響がエグい。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 97
② サウンド&技術革新 93
③ シリーズ/IP貢献度 92
④ 業界・同業への影響 94
⑤ 世代・国境越え度 90
合計 466 / 500

下村陽子(Yoko Shimomura)格ゲーからディズニーまで全部泣かせる人

代表作:『ストリートファイターII』『キングダム ハーツ』『マリオ&ルイージRPG』ほか

要約

アーケード格ゲーの熱さと、ディズニー×スクエニの感情爆発RPGの両方を代表作に持つ怪物コンポーザー。
「Dearly Beloved」「Simple and Clean」周辺の系譜は、ゲーム音楽がそのままJ-POP/映画音楽のフィールドでも戦えることを証明した。

インパクトのポイント

  • 『ストII』のステージ曲で、キャラと国のイメージを音で一撃で伝える技術。
  • 『KH』でのピアノ+ストリングス主導の感情設計は、後続作品にテンプレ化。
  • 女性コンポーザーとして、業界のロールモデル的存在に。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 95
② サウンド&技術革新 92
③ シリーズ/IP貢献度 93
④ 業界・同業への影響 92
⑤ 世代・国境越え度 90
合計 462 / 500

増田順一(Junichi Masuda)ポケモン世界の音を作った人

代表作:『ポケットモンスター 赤・緑』以降の多数、タウン/戦闘/ジムリーダー戦ほか

要約

ゲームフリークの初期メンバーとして、『ポケモン』のBGM・効果音・システム全体に関わった人物。
シンプルな8bit音源で、タマムシシティの都会感からシオンタウンの不穏さまで「子どもの心に世界観を刻む」音を量産した。

インパクトのポイント

  • 世界中で何億回と聞かれている「ポケセン」「戦闘」「進化」などのジングル。
  • BGMがゲームプレイのループと完全に一体化している設計。
  • アニメ・映画・スマホアプリにもアレンジされ続ける生命力の高いテーマ群。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 94
② サウンド&技術革新 88
③ シリーズ/IP貢献度 98
④ 業界・同業への影響 90
⑤ 世代・国境越え度 95
合計 465 / 500

グラント・カークホープ(Grant Kirkhope)N64洋ゲーの「バカ楽しい」を音で担当

代表作:『バンジョーとカズーイの大冒険』『ゴールデンアイ 007』『Viva Piñata』ほか

要約

Rare社の看板コンポーザーとして、N64時代のカートゥーン調3Dアクションの空気感を作った人物。
「バカバカしいのにめちゃくちゃ音楽的にうまい」路線で、洋ゲーのゲーム音楽観を一段押し上げた。

インパクトのポイント

  • 3D空間のステージ構造とBGMのループ/変奏を緻密にリンク。
  • 『スマブラ』シリーズなどを通じて、任天堂勢との橋渡し役的な立場にも。
  • 海外インディ〜レトロ回帰系への影響が大きい。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 90
② サウンド&技術革新 90
③ シリーズ/IP貢献度 88
④ 業界・同業への影響 90
⑤ 世代・国境越え度 86
合計 444 / 500

ミック・ゴードン(Mick Gordon)DOOM (2016) でメタル×ゲーム音楽を再定義

代表作:『DOOM (2016)』『DOOM Eternal』『Killer Instinct (2013)』ほか

要約

『DOOM (2016)』で、プレイの暴力性・スピード感と完全同期したメタルサウンドを作り上げた現代の象徴的コンポーザー。
いわゆる「BGM」ではなく、ゲームプレイそのものを駆動するエンジンとしての音楽を提示した。

インパクトのポイント

  • キル連鎖に応じて展開が変わるなど、システム連動型音楽の極北。
  • メタル界・ゲーム界両方のリスナーを巻き込んだクロスオーバー。
  • 「ゲーム音楽を単体で聴く」ではなく「プレイ動画込みで聴く」文化と親和性が高い。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 86
② サウンド&技術革新 97
③ シリーズ/IP貢献度 92
④ 業界・同業への影響 92
⑤ 世代・国境越え度 88
合計 455 / 500

ジェレミー・ソウル(Jeremy Soule)西洋RPGサウンドの顔

代表作:『The Elder Scrolls III: Morrowind』『IV: Oblivion』『V: Skyrim』ほか

要約

『Morrowind』『Oblivion』『Skyrim』とTESシリーズの中核を担当し、
「西洋ファンタジーRPGといえばこの感じ」という音像を世界に刷り込んだコンポーザー。
特に『Skyrim』のテーマはゲームを知らない層にも届いたレベル。

インパクトのポイント

  • 広大なオープンワールドに耐えうる「長時間聴けるBGM」の設計。
  • 洋ゲーRPGのサウンドが映画音楽クラスに近づいた象徴的存在。
  • ファンコミュニティ・MOD文化との相性の良さも抜群。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 92
② サウンド&技術革新 90
③ シリーズ/IP貢献度 97
④ 業界・同業への影響 92
⑤ 世代・国境越え度 90
合計 461 / 500

トビー・フォックス(Toby Fox)インディー1人開発で世界を乗っ取った男

代表作:『Undertale』『Deltarune』

要約

ほぼ一人で作り上げた『Undertale』で、ストーリー・演出・戦闘システムと完全に同期した音楽を提示。
「Megalovania」などはゲームを知らなくてもネット文化の一部として聴かれているレベルで、インディー発のゲーム音楽の影響力を塗り替えた。

インパクトのポイント

  • ゲーム内の選択・ルートによって音楽の意味がガラッと変わる構造。
  • 二次創作・リミックス・実況文化の燃料としてのゲーム音楽の可能性を最大化。
  • 「一人のインディーでもここまで世界に届く」というロールモデル。

スコア

項目 評価
① メロディ・テーマ力 94
② サウンド&技術革新 90
③ シリーズ/IP貢献度 90
④ 業界・同業への影響 93
⑤ 世代・国境越え度 94
合計 461 / 500

ゲーム音楽コンポーザー GOAT最終ランキング(500点満点)

順位 コンポーザー ①メロディ ②サウンド革新 ③IP貢献 ④業界影響 ⑤世代越境 合計
1位 植松伸夫 100 95 100 98 96 489
2位 近藤浩治 100 93 98 100 97 488
3位 すぎやまこういち 98 90 100 95 90 473
4位 増田順一 94 88 98 90 95 465
5位 光田康典 97 93 92 94 90 466
6位 下村陽子 95 92 93 92 90 462
7位 ジェレミー・ソウル 92 90 97 92 90 461
7位 トビー・フォックス 94 90 90 93 94 461
9位 ミック・ゴードン 86 97 92 92 88 455
10位 グラント・カークホープ 90 90 88 90 86 444

GOAT最終判定

🏆 ゲーム音楽 GOAT(コンポーザー部門):植松伸夫 × 近藤浩治 — ほぼ同率で二人王朝

FFとマリオ/ゼルダ、JRPGとアクション。ジャンルも文法も違うので、「2人でセットGOAT」という判定にしている。
とはいえ、あなたの中のGOATは別にいていいし、「この人が入ってないのはありえん」というのも全部正しい。
そのモヤモヤは、ぜひ自分の「推しコンポーザー回」でぶつけてほしい。

※スコアはあくまでGOATチャンネル独自の主観評価です。
「俺ならこの人に500点つける」という妄想をしながら読むコンテンツとしてお楽しみください。


この界隈の最終GOAT

ゲーム音楽

植松伸夫
489 / 500
※当サイト独自の500点満点スコア(実績・影響・持続性などの合算)。基準は「判定基準」ページ参照。

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